島田裕巳2009/08/28 13:08

苫米地英人氏の書籍を読んでいる時に見つけました。オウム事件が花やかし頃、「朝まで生テレビ」などで活躍されていました。サリン事件の後、オウムを擁護していたと非難され公の場から消えました。
その後の状況は分からず関心もなかったのですが、最近調べたら色々書籍を出していますね。知りませんでした。それらの書籍を読んだのですが、とりあえずオウムを取り扱った以下の書籍について述べます。
苫米地氏の書籍によれば、オウム信者の一部は麻原も含めて洗脳されているありました。「宗教の時代とは何だったのか」では洗脳については触れずあくまでも教義などから事件を説明しており、宗教学者はそう言う切り口で見ているのかと物足りなさを覚えました。
「オウム-なぜ宗教はテロリズムを生んだのか-」では教義、時代背景などより深い分析しておりました。洗脳については苫米地氏の書籍を引用して考察しております。洗脳に対する考えを1997年から2001年までの間に考えを変えたのでしょう。宗教学の成り立ちやオウムの教義の成り立ちの背景などにも言及しており、お勧めの一冊です。やはり洗脳はありますね。
ただ自分の専門分野以外の論説は世間一般に流布するありきたりの事を言っているに過ぎませんでした。これは苫米地氏にも言えることで、しょうがない事なのでしょう。この点に目をつぶるとしても、良い書籍です。

宗教の時代とは何だったのか(1997年3月 講談社)
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%97%E6%95%99%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E5%B3%B6%E7%94%B0-%E8%A3%95%E5%B7%B3/dp/4062077922/ref=sr_1_4?ie=UTF8&s=books&qid=1251432259&sr=8-4

オウム-なぜ宗教はテロリズムを生んだのか-(2001年7月 トランスビュー)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0-%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%AE%97%E6%95%99%E3%81%AF%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%82%92%E7%94%9F%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%AE%E3%81%8B-%E5%B3%B6%E7%94%B0-%E8%A3%95%E5%B7%B3/dp/4901510002/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1251432143&sr=8-1

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://satok.asablo.jp/blog/2009/08/28/4543482/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

Google
WWW このブログ内